■キャラクター |
狼 |
御子に仕える忍び
掟に縛られ冷静で寡黙だが、
任務のためには手段を選ばない残忍さを兼ね備えている
狼は情けを抱かずただ殺す
優れた忍者もまた同様である
物語の冒頭で葦名の将に敗れて
皇子と左腕を失い、代わりの忍義手を得る
「主は絶対である。命を賭けて守り、奪われたら必ず取り戻せ」
忍びにとって掟こそが行動の行動原理であり
掟が彼を復讐へと突き動かす
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御子 |
葦名の地に古くより続く一族の末裔
忍びと同じく天涯孤独の身で、葦名の重臣
平田氏の養子として育てられた
年に会わず落ち着いており
芯が強く、凛とした佇まいに自然な威厳がある
自身の特別な生まれのため
葦名の将に囚わることになる
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荒れ寺び仏師 |
左腕のない、初老の男
無口で愛想のない世捨て人
山中の荒れ寺に籠り
憤怒の仏像を無数に彫り続けている
葦名の将に敗れた忍びを拾い
以降も助けとなる
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エマ |
荒れ寺で目覚めた狼の前にあわらレタ妙齢の薬師
己が主の命を受けて狼を助けるとというが
主の名もその理由も、明かそうとしない
静かに狼を見つめるその瞳は
何かを見定めるようであり
僅かにう憂い堪えているようでもある
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葦名の将 |
弦一郎は、聖剣葦名一心の孫ではあるが、
正統な出自ではなく、市井の生まれである
だが、葦名への想いは深く
存亡の危機に抗うため
御子の持つ尋常ならざる力を、その手にしようとしている
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梟 |
はぐれ忍の梟は
類稀な忍びであるが、決まった主をもたぬ
国盗り戦の折、戯れに拾った飢えた狼
これを忍びとして育て、己の技の粋を叩きこんだ
そして、叩き込んだのは、もう一つ
忍びの鉄の掟である
掟は絶対。決して忘れてはならぬ
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破戒僧 |
夜叉面の尼僧
霧深い紅葉舞う橋上で、忍びと対峙する
常人にはとても扱えぬ長大な大薙刀を振るう
暴風のような斬撃は、巻き込んだものに、たやすく死をもたらす
だが、その動きは汲みなく、どこか舞いのようですらある
見るものを惑わせる妖しげな霧の幻術を使う
幻術とは、元来、何かを覆い隠すためのもの
この尼僧が、斬りの奥に秘匿するものは、果たして・・・
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